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2004.05.17

「爪もみ療法」の驚くべき効果

飯田橋ベローチェに入って「実践「免疫革命」爪もみ療法 がん・アトピー・リウマチ・糖尿病も治る」を読む。タイトルを読んでいるだけでちょっぴり恥ずかしくなるが、意外にどうしてこれは過不足なく情報を伝えているのだ。

著者は福田稔氏で、推薦の言葉を書いているのが「免疫革命」の著者の安保徹氏。安保氏が免疫学者という研究の立場なのに対して、外科医という臨床の場にいた、福田氏。同じ新潟県にいて「虫垂炎はなぜ晴天の日に多いのか」というテーマで出会った二人。なんとも田舎のおじさんという風情の二人が、たちまち意気投合して、自律神経と免疫の関係についての理論を構築。

ただ、白血球のなかのリンパ球と顆粒球という免疫学の知見を深めるだけでなく、それが自律神経の副交感神経と交感神経のそれぞれレセプターを持っていることから、なんとか自律神経をコントロールする方法を編み出そうとする。それでさらに出会ったのが、東洋医学の神髄である「刺絡療法」つまり「鍼」である。「爪もみ療法」は手足の指先にある自律神経の束を集中的に刺激する。「爪もみ」で充分とは、なんとまあ実践的。

何とはなしに書いているが、20代には鬱に悩まされ、30代にはカラダの痛みに悩まされている私は、津村喬の別冊宝島を手始めにして、さまざまな民間療法、健康法、ストレッチ、整体、温泉、水泳などを試みている。野口体操に真っ向法など、たくさんの本も買った。あまり腑に落ちなかった。ところがこれはあまりに簡単で、長い経験からいって、こりゃ80%正しいと直感したのである。

さっそく家で試してみる。理由があって薬指を除く。各指の爪の根本に痛点があるのだけど、足の親指は強烈に痛かった。抓んだ痛さではない。明らかに何か悪いという症状。足ツボマッサージ(あれは足裏だけど)でぎゃーッと声をあげて、ああ内臓が悪いんですね、といわれるあの時の痛さだ。

痛みを我慢して各10秒程度。すぐ出てくる効果もある。たちまち毛細血管が動き出すのだ。手先足先が暖まりよく動く。足の指ってこんなに動くのか。これなら、ごりごりいう肩も次第に動くようになるだろう。ストレスによって顆粒球が多くなりカラダを傷つけるのが病気のもと。リラックスして副交感神経を働かせれば、逆にリンパ球が増える。

・・・交感神経の緊張には、一時、痛みなどの苦痛を忘れさせる作用がある。あるいは古人は動物や他の人間との戦いで傷を負ったときに、この指を刺激して痛みを抑えたのではないか。私にはそれが「薬指」という名称の由来に思えてならない。

ぜひおすすめ。講談社+α新書。珍しいでしょ。

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